日差しはどこまでも強く、風は優しく。ひたちなか。
お子ちゃまフェスと名高いロッキンジャパンフェス。
しかし、この敷居の低さとお手軽さは計り知れない魅力です。
今年も、奥さんと一緒に行ってきました。ロッキンジャパンフェスレポ。

朝5時起床。高速を抜けて、たどり着いたはひたちなか。
さっそく自画自賛の渋谷プロデューサーの挨拶。
ロッキンオン社が社運を賭けたバンド、レミオロメン が登場。
「雨上がり」で会場のテンションは本日初のレッドゾーンへ。
レミオロメン に賭けたロッキンオンの「勝たせてもらい続けてきました!」宣言通り、
その期待にたがわぬステージでした。
彼らの音楽にあるのは僕らの誰もが持っている日本の原風景であったり、
郷愁を感じさせるその温度。
ただ、惜しむべきはキャリアの短さや作品の少なさからくる懐の浅さか。
ひょっとしたら勝ち続けてきたのはレミオロメンではなく、「雨上がり」なのかも。

朝顔 (CCCD)
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レミオロメン 藤巻亮太
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おすすめ度の平均: 4
4 砂漠を歩きましょう 次は 素直な自分・・・
2 うーん……
5 捨て曲なしに、驚き。純粋にメロディアスなロックが好きな方へ



すでにグロッキーな奥さんを残して銀杏BOYZへ。
既に上半身裸なミネタカズノブ率いる銀杏BOYZ 。
相変わらずなステージ。肉体と肉体をぶつかり合わせ、観客を挑発し、扇動させる。
突然、「この会場にサカキバラセイト君はいますか?」と呼びかけ。
アコギ一本で「人間」を弾き語る。
そして、ミネタは客席へ「禁止された」はずのダイヴ。
さらに、拡声器を手にして客席をぐるりと一周練り歩く。
ミネタを囲む人の輪はみるみるうちの大きくなり、
もみくちゃになりながら、息も絶え絶えになりながら歩くミネタ。
ひょっとしたらイエスキリストの行進もこんなんだったのかもしれない。
けれど、きっと彼が望んだのは人々の救済でもなく、誰かになりたかったわけでもなく。
ステージに戻ったミネタ。「青春時代」を歌い、終演。
気がつけば4曲しか歌っていないのになんと20分も押している(爆)。。。

DOOR
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銀杏BOYZ
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5 デビュー作品にして最高作品
5 峯田くんの心の叫び(part 2)
5 ミネタの言いたいことが伝わる気がする。



奥さんを迎えにいき、ついでにACIDMANをちょっと聞いて、
再びLAKEステージへ移動。
曽我部恵一 とダブルオーテレサ。
信じられないくらいにテンションの高い曽我部氏。
「オーケー!最高!あんたたちが最高です。」
あまりの驚きに空いた口がふさがらない。
シュールでピースなパフォーマンスを期待していたわけですが、それを裏切るロックンロール。
そして、「久々にこの曲を・・・」と、印象的なイントロから流れ出たのは「サマーソルジャー」!!
ひたちなかに、茨城県に、世界に、ピースがあふれ流れた。
その後もファンク、レゲエ、フォーク、ロック・・・様々な要素を盛り込んだステージに酔いしれる。
演奏中も後ろでぺちゃくちゃ大声でしゃべっている馬鹿女たちに
憤りを感じた自分があほらしく思えるほど、
そこは寛容で無限の広さを感じさせていた。

STRAWBERRY
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曽我部恵一
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4 カムバック!
5 最高傑作かも
5 カッコよく輝きが戻った



続けてハナレグミ 。
あったかムード、永積さんの飄々としたトークに、ステージは完全に支配されていた。

日々のあわ
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ハナレグミ
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5 RELAXIN' WITH ハナレグミ
5 うた
4 素直に受け止めたくなる声



そして、そんなハナレグミを尻目にグラスへ移動。
それもこれも20分も延長させたミネタのせい。
グラスはアジカン を待つオーディエンスの熱気でむせかえる。
そして開演。
まさに旬の勢いそのままに炸裂する核弾頭。
もしここで雨が降らなければ、
熱気で地球を温暖化させて北極の氷の60%くらい溶かしまったかもしれない。
そして、「フラッシュバック」→「未来の破片」の黄金コンボ。
夏を疾走するASIAN KUNG-FU GENERATION。
ちょっと疲れ溜まってんじゃないかな、と勘ぐってしまいたいくらい働きすぎな4人。
とりあえず、アルバム待ってます。

君繋ファイブエム
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ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文 喜多建介 山田貴洋 伊地知潔
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5 gut, besser, kung-fu
4 本当に繋がっていたいのか?
5 青く何処まで突っ走る。



アジカン終演後、早々に会場をあとにしました。
ホテルでアジアカップ中国戦を観戦。
スーパーサッカーを見ながら半分寝てました。さぁ、明日へ。